「Trial & Errorへみんなどうやって来ているのかな？」と思ったので約３ヶ月間、ユーザーの有志でアンケートに答えて頂きました。
口を開けば「ゼニ！ゼニ！！」ってどっかのポケモンみてーに銭のことにうるさい僕が、いかにしてユーザを集めるかということをいつも考えています。
一般に、ユーザが初めてサイトに訪問する方法として「検索エンジンで検索してやって来た」ということが多いです。
インターネットは、「調べたいもの、見たいものが既に決まっている」という前提があるため、何かしら検索キーワードが決まっています。
そこで、このサイトでメインコンテンツとして提供している歌フリー素材を、欲しい人に見つけてもらえるための工夫が必要です。
そこで出てくるのが、検索エンジンの結果を上位に表示させる対策である、SEO対策。
一般に検索結果が１位のものと２位のものでは半分程度アクセス数が違うそうです。となると、２ページ目以降にしか表示されないとなったら、もうお話になりません。
うちは、そこそこSEO対策に力を入れてます。（お金はあまりかけてないけど。。）
そのおかげで、GoogleのPageRankと呼ばれる、ページの重要性を表す数値のようなものが10段階中3になりました（以前は1だったりした）。
アンケートの結果でも、Yahoo!やGoogleの大手検索エンジンからやって来た方が最も多かったことは、SEO対策したおかげであり、狙った通りのことができて良かったです。
このタイプのアクセスを今年度中に10倍ぐらい増やしたい。
２番目の多かったのが、フリー素材が使われているコンテンツに触れて。
投票の時に「ゲームに使われてたから。」という項目で投票頂いたのですが、これはこちらの項目と意味が一緒のため合わせました。
これも狙った通りなので良かったです。このボーカル曲のフリー素材配信っていうのは、大学１年の時に始めたなのですが、
卒業研究を始めた時に、「このルールって、参考文献を書くのと似てるなぁ」と思いました。
論文って既出の内容を自分の論文で書く場合は元の論文を参考文献として書かないと、「自分のオリジナル」として書いていることになるため、「盗作」となるようです。
なので、既出のものと、オリジナルのものをはっきりさせるためにも参考文献を書くんです。
そうすることで、その論文を読んだ他の人が、例えば「この論文で比較対象としている手法を提案した論文を読みたい」などの参照したい時に、参照先が書いてあるので、
すぐに見つけることができます。
フリー素材も一緒で、参考文献のように「使った素材一覧」というのを参照先と一緒にドキュメントなどに記載して頂くルールを設けることで、
他の人がそのコンテンツに触れた時に「あの曲良かったけど、どこで配信されてるんだろう？」って思った時に参照先が表記されているのですぐに見つけることができます。
３番目の多かったのがTwitter。
これはびっくり。だって、僕Twitter使ってても、そこまで反応を貰えるほど人気でもないし。
フォローしてる人が「うざったいな…」って思うくらい、宣伝POSTをしているものの、それなりに効果はあるのかな。
いつも返信してくださる方々が情報を拡散してくださるので、そのお陰で効果が出たのだと思います。
ネットをうろうろしてたどり着いた。というのはなかなか興味深い事実です。
これは、元から「ボーカル曲のフリー素材が欲しい」という目的があったのでなく、
「音楽素材(BGM)を探している途中でこのサイトの存在を知った」という目的がスライドしたのではないかと考えられます。
僕の推測ですが、歌のフリー素材ってそもそも認知度が低いと思うんです。「そんなもの存在すると考えたことがない」という感じです。
となると、検索エンジンで検索する数が「音楽素材」のような漠然とした検索ワードよりも検索数がぐっと低くなります。
そうすると、そういう人にも知ってもらうためには「音楽素材」で検索した人を何らかの形で誘導した方がより多くの人を集めることができます。
方法としては、先程のSEO対策で「音楽素材」という検索ワードで上位を目指すか、音楽素材で上位のサイトからリンクを繋いでもらうか、の２つでしょうか。
リスクとリターンで考えると、前者は金銭面でハイリスク、アクセス面でハイリターン。後者は金銭面でローリスク、アクセス面でローリターン。
今後「音楽素材」キーワードで勝負を仕掛けていきたいですが、検討が必要ですね。
最後に。やっぱりなーと思ったのが、ユーザがCDを買う→サイトに来るという流れは基本的に考えられない。
調査期間：2012/01/06 - 2012/03/31
